酒粕の「効果」「効能」「栄養」と「酒粕原料の甘酒」について

酒粕

酒粕にはどんな効果・効能があるのか?酒粕で甘酒が作れる?甘酒にはアルコールが含まれているのか?甘酒アルコール疑惑の真相など知りたくは無いですか?今回のブログ記事で酒粕の事を深く掘り下げてまとめています。

酒粕の「効果」「効能」「栄養」と「酒粕原料の甘酒」についての音声ファイル

米と水と麹を原料として日本酒が作られます。上記の原料を発酵させたのちに濾したものが清酒となります。そして、その際に絞り残ったものが酒粕です。

つまり、酒粕はアルコールを含んでいます。

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アルコール分のみならずに麹の作り出した栄養素をたっぷり含んでいます。酒粕を使えば酒粕味の甘酒が作れます。日本酒好きの方が喜びそうです。

酒粕は酒の銘柄によっても風味が違いますので色々な銘柄の酒粕を試してみると楽しそうです。自分の好きな日本酒の銘柄が見つかるかもしれません。

ひょっとすると、「日本酒好きの酒飲みの人」と「まったくお酒を飲まないで甘酒ばかり飲んでいる人」とが日本酒の銘柄の話で盛り上がれるかもしれません。

「君、やけに日本酒の銘柄に詳しいなぁ、日本酒好きか?」

「いえ、私下戸でして、まったくお酒は飲めません。飲むのは甘酒だけです。」

「!????」

ちなみに、酒粕にはレジスタントプロテインというタンパク質が含まれています。

酒粕に含まれるレジスタントプロテインは体内の消化酵素で分解されにくく食物繊維の様な働きをします。またコレステロール等の脂質を吸着させて体外排出させるためLDLコレステロール値(悪玉コレステロール)を引き下げる効果や「肥満を抑制する」等の効果があると言われています。

成人男性1日に必要なタンパク質は60~70g、成人女性は50~60gと言われていますが酒粕100gの中には約15gと消化酵素で分解されにくいタンパク質(レジスタントプロテイン)とはいえ、結構な量のタンパク質が含まれています。(えんどう豆だと100gで9.2gと納豆だと100gで16.6gくらい)タンパク質が不足すると筋肉が痩せてしまい代謝が悪くなり、ダイエットにも失敗するという悪循環に陥りますので、ダイエットにも効果があるのではないでしょうか?

他にも酒粕には、「ビタミンB1」「ビタミンB2」も多く含んでいます。

ビタミンB1は糖質の代謝を助けることで神経系の集まる脳に栄養を送る助けをしますので「精神的ビタミン」と呼ばれています。勉強疲れや仕事疲れに良さそうです。また疲労物質の乳酸を分解して疲労回復効果もあります。歴史的な事を取り上げますと、ビタミンB1は鈴木梅太郎が米糠から抽出してオリザニンとして脚気予防として注目されたビタミンです。

ビタミンB2は白内障予防や眼精疲労改善に良いと言われています。不足すると老化が進んだり、口内炎になったりする原因になると言われています。水溶性のビタミンのために体内に貯蔵しておくことができないので食生活が良くないと体内不足に陥りやすいので注意が必要なビタミンです。また、過剰に摂取しても尿として排泄されるので障害はおこりにくいと言われています。アンチエイジングのためにも摂取を怠らないようにしたい栄養素です。パソコンで疲れた眼にも良さそうです。

まだまだ、あります。酒粕はその製造過程で微生物が作り出した酵素が100種類以上含まれています。これらの酵素が腸内環境を整えてくれると言われています。そして、腸内環境の改善=美肌効果という結果が期待されます。

このように栄養素豊富で健康に効果的な酒粕なので酒粕を使った甘酒は、「酒飲みの方が禁酒する場合」や「休肝日のお酒の代用品」「美容サプリメントの代わり」「仕事疲れの疲労回復飲料」「パソコン疲れの眼精疲労対策」などとしてもお勧めかもしれません。

えっ!?

アルコール分を多少含むので厳密な禁酒にはなりませんか?

その場合は、よく沸騰させてアルコール分を飛ばしましょう(笑)

美味しい酒粕を選ぶ方法については、過去記事「美味しい酒粕の選び方」をご参照頂ければ幸いです。

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