梅干しを干す時期はいつが最適なのか?その理由は?

梅干しを干す最適な時期は「7月20日より8月7日頃」です。梅干しを塩漬けしてから1カ月程度経過した良い浸かり具合の頃合いで、梅雨明けして日差しも強いからです。昔から「三日三晩の土用干し」「三日三晩夜露に当てて」などと言われています。

今回は、何故この時期に梅干しを干すのが最適なのか?「土用干し」って言うけど「土用」とは何なのか?なぜ土用干しするのか?梅干しにとってどんなメリットがあるのか?4日晴れない日が続く場合はどうすれば良いのか?など「土用干し」について調べた内容をブログにまとめておきます。

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梅干しを干す時期はいつが最適なのか?

梅干しを干して丁度1カ月程度たった夏の土用「7月20日~8月7日頃」が梅干しを干すのに最適な時期だと言われています。梅もよく漬かり、日差しも強く、梅雨が明けたばかりで雨も少ない時期だからです。

梅干しを干す最適な時期

7月20日より8月7日頃(夏の土用)

土用とは何なのか?

「土用」とは五行思想に由来する暦の雑節で「立春・立夏・立秋・立冬前の18日間」のことを言います。一般的によく聞く「 土用の丑の牛の日に鰻を食べる」の「土用」も梅干しを干す「土用干し」の「土用」も同じ夏の「土用」を指しています。

土用とは?

土用とは「立春・立夏・立秋・立冬前の18日間」のこと。

梅干しは何日干すのか?

昔から「三日三晩の土用干し」と言われているように三日三晩干します。よく乾燥させたい場合は4日目の日中に取り込みます。保存性を優先させる場合には日中に取り込む方がお勧めです。

しっとりと水分が残っている状態で取り込みたいのであれば4日目の早朝に取り込みます。

干す日数

三日三晩
4日目の早朝か午後まで干す

梅干しを土用干ししないといけないのか?

梅を干さなければ「梅干し」にはなりません。干さない塩漬けの梅は「梅漬け」と呼びます。関西方面では「どぶ漬け」と呼びます。つまり地方によっては干さな所もあるという事です。私も干さずに作ってみた事がありますが、特に問題なく作れました。ただ自分の感想としては干した方が美味しかったです。

梅の塩漬け

梅干しは干さないで作る「梅漬け」「どぶ漬け」と言う物もある。

晴天が4日続かなくて干せない場合はどうするか?

晴天が4日続かなくて「7月20日~8月7日」までに干せない場合はどうするか?夏の土用にこだわらずに4日晴れるのを待って干します。

梅を「土用干し」するメリットとは?

梅を三日三晩干す事でどんなメリットがあるのでしょうか?別に干さなくても作れるんだから楽な方が良いんじゃ?と思って実際に梅の塩漬けも作ってみたのですが、やはり干した方が美味しかったです。また、干すことで梅干しの水分が少なくなり保存性が増します。他にも梅を干す事のメリットを下記にまとめておきます。

土用干しするメリット

太陽光で殺菌
太陽光で旨味が増す
干す事で色が濃くなる
梅の水分量が減り保存性が増す
バニリンの生成
果肉が柔らかくなる(干す事でエチレンが増加して柔らかくなる)

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