「梅」の「黒い斑点」は何?梅干しにして良いのか?

梅の実にできた「黒い斑点」は梅が木になっていた時に「黒星病」(くろぼしびょう)「スス病」という病気になった物です。無農薬の梅に良く見られる症状なので、無農薬品の可能性が高い梅!とポジティブに見る事もできます。また一般的に食べても問題大丈夫と言われています。

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梅の黒い斑点「黒星病」「スス病」は梅干しにして食べて大丈夫?

黒星病ってカビの一種なんでしょ?食べて大丈夫なの?と不安に思われるかも知れません。

食べても良いカビの例として、一般的に良く知られているのは「チーズ」などです。甘酒や日本酒の発酵に使う「麹菌」もカビの一種です。これらは大丈夫です。カビが発酵の過程で人にとって有益な栄養素に分解しているからです。また、有害な毒素を出していないからです。

梅の「黒星病」は食べても大丈夫なのでしょうか?梅干しにして食べても問題無いと一般的に言われています。塩漬けにして天日干しする事でカビ菌も死滅します。ただ、出来上がった梅干しにした時の見栄えは悪くなります。

基本
  • 基本的には「黒星病」の梅を梅干しにして食べても問題は無い
  • 梅干しにした時の見栄えは悪くなる

梅の黒星病(くろほしびょう)

黒星病

黒星病(くろぼしびょう)とは、無農薬栽培で風通しと日当たりの悪い場所で発生する梅の病気。雨水で他の梅に感染拡大する。農薬散布や感染した梅木を切るなどして対処するのが一般的。梅の「塩漬け」「天日干し」で死滅するので問題は無いが見た目が悪くなるので商品価値は下がる。

梅のスス病

スス病

スス病とは梅の実に黒いススの様な模様が付いたもの。カビの一種で収穫直前に雨が続くと発生し易くなる。予防するために収穫前に農薬散布するのが一般的。梅干しにしてもスス病の模様が残るので商品価値は下がる。

他にも「カイヨウ病」「ウドンコ病」など梅に関する病気があります。無農薬で作る農薬の害は無くて安心なのですが、梅の病気の問題が出てきます。そして農薬を使えば綺麗な梅となるのですが残留農薬の問題が出てきます。

病害虫のついた農作物は安全か?

基本的には「黒星病」「スズ病」程度は安全で問題無いと言われています。しかし病害虫がついた農作物は人体に影響がある場合もある。という見解もあります。その点も踏まえておきます。

植物は病害虫の攻撃を受けると防御物質を生成して自分を守ろうとします。「ファイトアレキシン」「アレルギー原因タンパク質」などです。またカビ菌が作る「カビ毒」は加熱など調理しても解毒し難いと言われています。これらが人の体に影響を及ぼす可能性が全く無いとは言えません。

農薬工業会という農薬を作っている任意団体のHPに詳しく書いてあります。まぁ、農薬を売る団体なので、農薬を使わないで作った食物には「カビ毒」とか「病気」から自分を守ろうとする防御物質が体に悪い影響がある可能性があるよね。だから農薬は必要だよね。と言った見解です。農薬を売る任意団体なので、ポジショントークになる点は仕方がないでしょう。ただ、そういう見解もあるという事は理解しておいた方が良いです。

黒星病やスス病の梅を梅干しにした結果画像

では、実際に黒星病やスス病の梅の実を使って梅干しを作ったらどうなるのか?作ってみた結果の画像をまとめておきます。

黒い斑点が梅干しになっても残っています。食べる分には問題ありません。見た目の問題です。

まぁ、やっぱり見た目は良くないですね。

この画像を見てやっぱり梅干し用には止めておこうかな。と判断された方は黒い部分を包丁で切り落として「梅ジャム」などにする事をお勧めします。

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