岐阜県八百津町の「花盛酒造」蔵開きに行った際に、酒蔵で地元の方に「地元の情報」「観光情報」など教えて頂きました。自分で事前に調べていた内容と合わせて八百津散策した内容をブログにまとめておきます。これから八百津町観光される方の参考になれば幸いです。
八百津最高やわ!八百津の観光の歌
八百津町の特産品・お土産は何がある?
八百津町を散策する前に、お土産として買ったり買い食いする物をしっておくと旅をより楽しめます。食は文化ですから。
八百津町の緑屋が発祥!栗きんとん
まずは「栗きんとん」がお勧めです。八百津には有名店が4つ同じ通り「本町通り」に密集しています。私は「緑屋」派とか言う4店舗のどの店が好きか?という話で盛り上がるとのことです。
栗きんとん発祥の地説について
- 明治5年創業「緑屋老舗」さんの3代目店主「鍵次郎」が地元の栗を使い甘いあんをまとわせた和菓子「栗金団(くりきんとん)」を考案したという説があります。その後に中津川の和菓子屋「すや」の娘が嫁入りした後に「鍵次郎」が「すや」に栗きんとんを紹介して中津川に伝わったとされています。
- 栗を裏ごしして形成した「栗金飩(くりきんとん)」は江戸時代頃から作られていました。こちらは中津川が発祥の地とされています。中津川駅前に「栗きんとん発祥の地」の石碑もあります。
八百津町の栗きんとん
「ふじのや」「亀喜総本家(かめきそうほんけ)」「緑屋(みどりや)」「梅屋(うめや)」
肉の御嵩屋(にくのみたけや)
「炭火焼き豚」が美味しいと人気です。遠くから買いに来る人もいると教えて貰ったので観光後夕方に寄ったら結構人が並んでいました。地方配送もして貰えるとのこと。無添加なので変な味もしません。めちゃくちゃ美味しかったです。
日本酒「花盛酒造」「蔵元やまだ」
栗きんとんと同じ通りに「花盛酒造(はなもりしゅぞう)」「蔵元やまだ」があります。蔵開きに行った際の過去記事がありますので良ければリンクよりご参照頂ければ幸いです。
八百津せんべい
西友八百津店内でも「八百津せんべい」発見!しかし「野田商店」という店舗でお買い得に買えると地元の方に教えて頂いたので行ってみました。
裏面の原材料表示を読んでみたら沖縄の塩とか使って良心的だなぁと思いました。ハチミツを使った八百津せんべいもあって、ちゃんとハチミツの味がして美味しかったです。
井戸端潤の生まれは八百津町
「ハヤブサプロ消防団」で「八百万町」という地名が出てくるが「八百津町」のこと。
八百津町では、岐阜県出身の作家、池井戸潤氏の小説「ハヤブサ消防団」に因んだ、町おこし事業「ハヤブサプロジェクト」を発足している。下記は八百津で買えるハヤブサプロジェクト関連商品。小説のファンにお勧めなお土産。
観光タクシー「タミールコイケ」観光案内が無料!?
土日祝日無料の八百津観光タクシーがあって「杉浦千畝記念館」にも行ける事を知ったので乗って見る事にしました。
運転手は唄う演歌歌手「タミールコイケ」さんでした。観光名称や解説内容が面白くて本当に無料でいいんでしょうか?と恐縮する程でした。控え目に言って最高でした。
八百津は山の中なのに「八百津港町」という名称があるのは何故?
山の中なのに八百津に「港」と称する地名があるのは、八百津が「舟運(しゅううん)」で栄えた港町だったからです。「八百津」という地名自体も「川港」が沢山あったことに由来します。
長野(木曽)で切り出された木材を木曽川を使って三重(桑名)まで運んで栄えた港町が八百津です。
ちなみに三重で舟に荷物を積んで木曽川を人力で八百津まで戻っていたとのことです。木曽川中流域に位置する岐阜県八百津町は川船が遡ることのできる最終地点であり、江戸時代から大正期まで様々な物資の行き交う湊町として繁栄を遂げてきました。
4月第2日曜日は「八百津だんじり祭り」
八百津だんじり祭りの基礎知識
- 毎年4月第2日曜日の「本楽」と前日の「試楽」の2日間で実施。
- 八百津の産土神(うぶすながみ)である「大舩神社(おおふねじんじゃ)」を中心として行われるお祭り。
- 「試楽」では「八百津大橋」の上で3台の山車が集結し1隻の船になる。
- 荒々しいお祭りなので「三勝屋」「十六銀行」のある本町通り交差点で、ミラーや十六銀行を破損させることは致し方ない!?
杉原千畝記念館
八百津に来たら行っておいた方が良い施設が「杉浦千畝記念館」です。増田明美夫妻が観光しているところに偶然出会いました。
杉浦千畝メモ
- リトアニアのカウナスに住んでいる間に何千人ものユダヤ人の命を救った日本の外交官。東洋のシンドラーとも呼ばれる外交官。
- 八百津「北山」生まれだが出生届は「美濃市」に出している
- 名古屋第五中学校卒業(今の瑞陵高等学校)
- 成績が良かったので父親に医者になるように言われる。しかし医者になりたく無かった杉浦千畝は白紙答案で入学試験を提出。勘当同然でバイトしながら早稲田大学英文科に入学する。お金が無かったので財務省に入省しロシア語を学ぶ。英語・フランス語・ドイツ語・ロシア語を話す事ができたとのこと。満洲に渡り11年間過ごす。
木曽川「丸山ダム」が「新丸山ダム」に改修!?
丸山ダムは本来であれば「中部電力㈱」の勢力圏なのだが、「電力王」福沢桃介(ふくざわももすけ)が大同電力(関西電力の前身)にて木曽川開発をしたため関西電力へ送電されている。
丸山ダムの基礎知識
- 昭和18年10月に「日本送電㈱」により工事着手後、太平洋戦争により工事中止している。昭和26年9月に「関西電力㈱」が事業承継して工事再開。昭和28年12月に「建設省」が事業参画。完成後は「国土交通省」と「関西電力㈱」の共同管理となっている。
- 堤高98.2mの「丸山ダム」を堤高118.4mの「新丸山ダム」に嵩上げすることで3.6倍貯水量が増すことになる。
- 「新丸山ダム」は昭和58年9月に大規模洪水が発生したことを受けて計画された。
- 株式会社間組が施工。丸山ダムの技術がその後の「佐久間ダム」「黒部ダム」にも引き継がれている。
- 新丸山ダムの施工は「大林組」
八百津町へ公共交通機関でどうやって行く?
「名鉄広見線」で「明智駅」まで行き、そこからYAOバスで「八百津本町」まで移動できました。YAOバスは片道400円とちょっと高かったですが風情があって良かったです。
地元の方に聞いた話では昔は「名鉄八百津線」が走っていて知多半島の河和方面でも電車一本で行けたそうです。今現在はバスが高いので子供を「明智駅」まで親が車で送り迎えしているとのこと。大変。そんなんじゃ過疎化が進むだろうなぁと思った次第です。
知多半島の方だと市町村がお金を出していてバス1乗車100円が相場です。八百津町に大きな税収が無いのだろうと推測されます。
しかも「名鉄広見線」についても令和7年度までは御嵩町と可児市が毎年1億円の運営支援をおこなっていますが、令和8年度以降の運行については現時点では決まっていないとのことです。廃線の危機です。
名鉄八百津線廃線
八百津線(やおつせん)は、岐阜県可児市の明智駅から同県加茂郡八百津町の八百津駅までを結んでいた、名古屋鉄道(名鉄)の鉄道路線。2001年10月1日に全線廃止。同日に同じ名鉄の谷汲線、揖斐線黒野駅 – 本揖斐駅間、竹鼻線江吉良駅 – 大須駅間が廃止されている。※引用wikipedia
以上
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